腸内フローラ 腸内細菌

Difference between lactic acid bacteria and substances produced by lactic acid bacteria

腸と腸内細菌の働き

現代社会はさまざまな面で健康を意識する人が増えてきました。最近では、各メディア等が腸・腸内細菌の働きの特集をする機会も多くなり、腸(腸内細菌)への関心が高くなってきています。

世界では、国家プロジェクトで腸(腸内細菌)の研究を行う国もあり、新しい菌の発見や、全身のエネルギーのコントロールを腸内細菌が行っているとも言われています。

人間の腸は、大きく小腸と大腸の2つに分かれます。小腸は口側から、十二指腸、空腸、回腸に分けられ、大腸は盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸に分けられます。全長は9~10m程度で、面積は60坪 テニスコート1面半と言われ、一番大きい臓器なのです。

消化 食べたものを胃で消化の準備をし、腸で本格的な消化をする。腸内細菌は消化を改善したり、不要なものを排除したりする。
吸収 人間が生きていく上で最も必要な(糖、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、ミネラル)を吸収し、余分な栄養の吸収の抑制をする。
排泄 必要のない老廃物や毒素を便として体外に排泄する。(排泄された1⁄3~2⁄3は腸内細菌である)
代謝 体の状態に合わせて栄養の吸収を行う。この吸収バランスが崩れると体に異常や障害が起きる。
合成 ビタミンやホルモン、酵素を合成している。
解毒 腸に入ってきた毒を解毒する。
血液 腸内環境が整っているときれいな血液ができる。

私たちが住んでいる地球上には数多くの微生物が存在し、その中で生活をしていますが、人間一人ひとりの腸内には地球上の人口をはるかに上回る500種類以上100兆個もの菌たちが棲息していると言われ、人体と菌が共棲し一つの生態系を作っているのです。

腸内フローラ
その腸内細菌は、お花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれており、腸内細菌の多様性のバランスによって、健康か不健康の状態に差が出ます。そして腸は、第二の脳と言われるように、脳で考えなくても独自で判断して体に必要な栄養だけを吸収し、細菌やウイルスなど、体に害のあるものから体を守る役割をしているすごい臓器なのです。その腸内細菌の存在なくして私たちは生きていくことはできません。

腸内細菌のバランス

『腸内細菌は大きく分けると『善玉菌』『悪玉菌』『日和見菌』の3つに分かれます。

善玉菌 ビフィズス菌(野菜、豆類、穀類を好む)健康維持に役立つ! 腸内を酸性にしてくれています。
悪玉菌 ウェルシュ菌(動物性脂肪、タンパクを好む)病気の引き金に! 腸内をアルカリ性にし腸内を腐敗させたり、有害物質を作り出します。
日和見菌 バクテロイデス菌(中性菌) 体調次第で、善玉菌、悪玉菌のどちらの味方にもなる菌です。

腸の動きが健康の基本

腸の働きは、植物の”根”の部分にあたります。植物は全ての栄養を根から吸収することで、実や花を咲かせます。根腐れしてしまったら、栄養を吸収できなくなってしまいます。植物でいう根に当たる部分が、ヒトの腸なのです。腸が栄養をしっかり吸収できなくなったり、反対にいらないものまで吸収してしまえば人間は病気になってしまいます。腸の状態によって、体のすべてに良い影響も悪い影響をも与えることになってしまいます。